正直いってこれまでワラーチとか、ベアフットランニングとか、なんだか小難しく感じて、ちょっと苦手だったんですが、ひょんなことから商品を取り扱うようになって、実際に履いてみるとこれがもう!気持ちがいいのなんの!

地面と足の間にソールとそれを繋ぐ紐しかないこのシンプルな履物が、こんなに気持ちが良かっただなんて!正直驚いてしまいました。
あまりに気に入っちゃってすっかり虜になってしまいました(^_^;)

ワラーチの良いところ

とにかく履いていて気持ちがいい

もうこれに尽きます!
身軽でソックスも履かずに鼻緒を足の親指と人差指に差し込み、かかとに紐をかけたらすぐに走り出せます。(注:色んなタイプがあります)
そりゃあ〜トレイルに入ると少しくらいは土で汚れちゃいますけど、童心にかえるというか逆にそれが楽しい。
走っている時に感じる足の甲を伝う風が最高です。
これはシューズでは絶対に感じることができない感覚です。
しかも製造販売しているGRIPDROPの土路生(とろぶ)さん曰く、
普通に履けば2000kmは持つとのこと😳
驚異の耐久力です!

怪我をしにくい走りに近づけるかも

あのペラペラのソールを見たら、すぐに足裏が痛くなりそうだとか、つま先をぶつけそうとが聞かれます。
そりゃあ〜いきなりワラーチを履いて走ればきっとそうなるでしょう。
ですので、慣れないうちは歩くことから始めてください、とお伝えしています。
そして慣れてきたらゆっくりとジョグから始めましょう。
すると足裏が擦れて痛くなったり、
シューズの時よりもすぐに足がつかれると感じると思います。
なぜならソールのクッションで路面から反発力を得られるランニングシューズに比べ、ワラーチは自分の足で蹴って前に進まないといけないからです。

痛みを感じたら無理をせず、その日はワラーチを履くのは止めましょう。
何事もすぐに出来るようにはなりません。
徐々に慣らしていくことが大切です。

ここでランニングシューズとワラーチの両方を履いた感触や、地面を踏む感覚を確かめてみてください。
ワラーチのほうが体の真下に足が着く感覚をつかみやすいことがわかると思います。
ワラーチはすべての感覚がダイレクトです。
路面からの情報や自分の走り方そしてそれに伴う痛みもわかりやすい。
もし痛みを感じたらペースを落とすか、思い切って練習を中止して原因を探りましょう。
やみくもに走っても故障を大きくするだけです。
ワラーチを履くことにより無理がきかなくなるので、逆に怪我に対しても敏感に感じ取れる可能性があります。

雨の日でも気にせず練習ができる

雨が降るとテンションが下がりますよね。
雨だし今日はもういっか〜。とか
ソックスやシューズが濡れるのは嫌だなぁ〜とかね。
でも、ワラーチなら雨に濡れても大丈夫です。
ビチョビチョに濡れてもシューズの水気を拭いて、乾かしたりすることもありません。
ざっと水で洗って2,3度振り水気を飛ばしたら、ハンガーなんかにかけておけば、数時間で乾いてしまいます。

ランニングシューズとの併用をおすすめします

このページを読まれている方はいろんな方法でランニングを楽しまれていると思います。
自身で練習プログラムを考え実践している方や、毎日同じ強度で走られている方、週末だけ走っている方など様々です。
そんな全てのランナーにおすすめな、私が思うワラーチを履いた練習をご紹介します。

それは全てをワラーチに切り替えるのではなく、2日に1回とか、ウォーミングアップ・クールダウンなど、練習強度の低い日、時間帯を作り自分のコンディションを確かめるために履くというのはどうでしょう?

例えばその時に、

  • 足指(特に小指)がちゃんと地面を掴んでいるか?
  • 足裏のどの部分から着地しているか?
  • 足全体を通して痛みを感じるところはないか?

などなど。
シューズを履いているとわかりにくかった脚の感覚が、わかりやすくなりコンディショニングを維持するのに役立つ可能性があると思います。

いろいろ書きましたがやっぱり気持ちがいいってところが一番のおすすめポイントです!
一人でも多くの方にこの楽しさを味わってほしいと思います。でも無理は禁物ですよ!